学校・医療機関・地域団体・企業研修など。命と人生を考えたい、全ての人へ
谷ノ上朋美ひとり芝居
「縄、編む」

人はみな余命を生きている
だからこそ、今をどう生きるのか
在日コリアンとして、シングルマザーとして、看護師として。
そして、余命宣告を受けたがんサバイバーとして生きる朴明子さん。
この作品は、彼女の人生に着想を得て生まれました。
「生きること」とは何か。
「限りある命」を、私たちはどう生きるのか。
そのことを、多くの方に考えていただくきっかけになってほしい。
そんな願いから、「いのちの舞台プロジェクト」が立ち上がりました。
私たちは誰もが、限りある時間の中を生きています。
それは、余命宣告を受けた人だけのことではありません。
だからこそ今、何を大切にし、誰と生き、どんな人生を歩むのか。
この舞台が、観る方それぞれにとって、
ご自身の人生と向き合う時間になればと願っています。

【あらすじ】
余命1年を宣告された朴明子は、
生と死の境目のような場所で、
自らの内にいる“もうひとつの存在”と出会い、
人生に重なってきた記憶と向き合っていく。
在日コリアンとして生きてきたこと。
家族との葛藤。
震災の記憶。
見ないようにしてきた悲しみ。
向き合わなかったものは、
消えていくのではなく、
ただ、そこに残り続けるのかもしれない。
では、
命と向き合うとは、
何と向き合うことなのだろうか。
“もうひとつの存在”との対話の中で、
明子はある使命を託される。
余命を宣告された明子に託された使命とは、
いったい何なのだろうか。
この作品は、
限りある命を生きるひとりの女性が、
自らの痛みと記憶をたどりながら、
生きる意味を問い直していく物語である。
【脚本・演出】桂 春蝶

朴明子ご挨拶
私は看護師として多くの命の現場に立ち会い、自らもがんを経験しました。
「余命1年」と告げられて以来、生と死の間に見えてきたのは、自らの人生を「どれだけ生きるか」ではなく、「どう生きるか」の問いでした。
在日コリアンとして生きてきた私の人生には、言葉にできない葛藤や迷いもありました。しかし、人生を通して出会った人々や経験のすべてが、今の私を形づくり、“生きる力”の源になっています。
そんな私の人生を今回、三代目 桂春蝶師匠の脚本、谷ノ上朋美さんの一人芝居で表現して頂きます。この作品は特別な物語ではなく、生きる事に向き合う全ての人の物語です。
この作品が観てくださる方の心に寄り添う希望となり、そこから誰かの人生を優しく照らすきっかけになることを願っています。
三代目桂春蝶 ご挨拶
私は自身のライフワークとして「いのち」に纏わる作品を作り続けています。今回は脚本提供という形でこの一人芝居を手伝わせて頂くことになりました。末期のがんを宣告された朴明子さんの人生に焦点を当て、明日を生きる希望溢れる物語を描こうと考えております。
「これからをどう生きるか?」あなたの人生に重ねてご鑑賞いただけると幸甚に存じます。
谷ノ上朋美 ご挨拶
私は一人芝居を始める前は、看護師や漢方不妊カウンセラーとして、多くの生と死に向き合ってきました。「命とは何か」「人の尊厳とは何か」という問いが、私の表現の原点です。
本作では、桂春蝶師匠の脚本によって描かれる物語を、全身全霊で舞台に息づかせ、未来へとつないでいます。
この作品が、観てくださる方の心に、明日を生きる希望の灯となることを願っています。

