
作品紹介
男女共同参画事業 ジェンダー、子育て、マイノリティ、SOGI教育、人権啓発演劇
谷ノ上朋美ひとり芝居
「旅立ちの詩(うた)~彼女たちの羅針盤~
~あらすじ~
同窓会で久しぶりに再会した女性たち。乗り越えてきた人生の波の底に浮き彫りになる様々なマイノリティの苦悩。
自分の容姿に自信が持てず整形を繰り返してしまう遠山美咲。誰かに愛されたくて愛を手に入れたくて、もがく中での望まぬ妊娠。シングルマザーでひとり子育てに悩みながら「死にたい、生まれ変わりたい」そんな思いで日々を過ごしている。
子どもの頃から「秩序に従うこと、秩序を乱さないこと」が正しいと信じて生きてきた本間貴子。自分が同性愛者であることが受け入れられず、男女の「こうあるべき」からはみ出してしまった自分にどう決着をつければいいのか日々悩みながら生きている。
学生時代から、みんなを励まし勇気つけてきた看護師の佐渡美都。不妊に悩み「ありのままの自分」を受け入れられないことが自分ごとになったとき、どう自分と向き合うのか葛藤の日々を過ごしている。
「普通」になりたい。
「普通」でありたい。
「普通」ってなに?
欲しいものが手に入らない、今の自分を受け入れられない、生まれ変わりたい。
それぞれの思いはどこへ向かうのか。
〜この作品で伝えたいこと〜
誰だって望む人生が手に入らないときは、苦しいし悲しい。
そんなときは
悲しんでもいい。
苦しんでもいい。
その気持ちに蓋をする必要はない。
だけど、そんな自分はダメだって責める必要もない。
どんな自分もダメじゃないから。
ありのままでいい。
自分らしく生きよう。
観てくれた人が、そんなことに気づけるきっかけになって欲しい。
いつか、すべの人が、本当の意味で
生きやすい幸せな社会になるために。
舞台を通じて、何か少しでも心が動いて1歩踏み出す力になれば幸いです。

学校公演、行政主催男女共同参画事業で実績多数あり。
新しい講演会の形として「人権啓発ひとり芝居」を開催していただいています。

島根県立大学「ジェンダーと文化」授業公演風景

大ホール、公民館、体育館、会議室、色々な場所で公演しています。